ツィンクってなんやねん!
絶滅危惧種ツィンク奏者が、その魅力を大いに余しながら語っちゃうよ!それはチラ見せだよ!チラ見せだよ!!
今日は少々鬱陶しいテンションだけど、みんなついてきてね!
愛すべきツィンク、いっちゃうよ!!
※真ん中のがよく使われるツィンク
むか〜しむかし、あるところに…
ツィンクがいましたとさ!!以上!!
ちょ…ま、待って!早まるんじゃない!ちゃんと説明するからぁ!!
はい、ということで、まずはツィンクっていつの楽器よ?ってことについて紹介!
ツィンクは今から約400年前、ヴェネツィアを中心に大活躍した楽器で、その人気はヴァイオリンにも並ぶものでした。それはそれは人々を大変魅了したそうな。
人の声に最も近い楽器とも言われたそうです。当時は人の声が最も重んじられ、楽器も声を模倣するように、と考えられていました。こんな時代ですから、声のように響き、歌のように繊細な表現を得意とするツィンクが人気だったのも必然なのかもしれません。
ヴェネツィアとツィンク
1600年前後、ルネサンス〜初期バロックにかかる時代の転換期、音楽シーンの中心はヴェネツィアでした。ヴェネツィアと言えば、そう。サンマルコ大聖堂!!
モンテヴェルディやガブリエリといった時代の牽引者が、この大聖堂で数々の名曲を生み出しました。名だたる音楽家がこの街に集まり、一つの時代の隆盛を築き上げたのです。彼らの音楽の中にはツィンクの為に書かれた曲も多く、アンサンブルはもちろん、ソロ楽器としても重宝されました。
作曲家でツィンクの名手としても知られるバッサーノも、この時代のヴェネツィアで活躍しました。ツィンクのソロ楽器としての名声も、彼のようなヴィルトゥオーゾ(達人)たちの功績とも言えるでしょう。
そういった事も相まって、この時代のヴェネツィアは、ツィンク奏者にとって大切なレパートリーをたくさん生み出しました。
カフェはスタバよりもサンマルク(=サンマルコ)派です(?)
ここが変だよツィンク?
管楽器には、金管楽器と木管楽器という分類があります。ツィンクはそのどっちかと聞かれると、非常に微妙!!チョー微妙!!
金管のように唇を振動させて音を出すのに、リコーダーのように指穴が空いていて、楽器本体も木製!しかも、木の周りに革を巻いてる!!
何で革巻いてんだよ!!そんな楽器どこにあんだよ!!寒いのか!?革ジャンのつもりか!?でも、なんかおシャンティだよ!!さすがイタリアで活躍しただけあるよ!!
まだまだそれだけじゃない。こいつ、曲がってやがる!!
なんだよその右反り!!奇をてらっての右反りってか!?個性出してんのか!?コンチキショー!!やっぱりイタリアで活躍しただけあるよ!!それもオシャレの為なんだろ!?
で、結局、金管楽器?木管楽器?
知らねぇよそんなの!!ツィンク奏者が一番悩ませれてるよ!!いちいち何て説明していいかわかんねぇよこの楽器!!なんだよ!!なんなんだよこの楽器!!
とまぁ、不思議な楽器なんだけど、良かったら聴いてみてね!おすすめの曲なんかは、また改めて記事にしようと思います。