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ひろしコンフォーコ

ツィンク奏者が物知り顔であれこれ語ろうとするものの、ちっとも上手くいかないブログ。

スマスマ最終回。公開処刑を彷彿とさせたSMAPの葬式。解散まであと4日。

昨夜、スマスマが最終回を迎え、初回放送から20年に亘る歴史の終止符を打った。

スマスマの終焉は、昨今、入れ替わりの激しいテレビ番組の世界で20年という長寿番組が終わったという事実以上の意味を持つ。紅白出場を辞退をしているSMAPにとっての最後の活動だからだ。

 

最後のSMAP×SMAP

SMAP結成28年を振り返る内容で、この長い間に彼ら一人一人にドラマがあったということが、画面に映る表情から伝わってきた。

森くんの脱退や、吾郎ちゃんと剛くんの事件など表面に見えるものだけでなく、色々なものを背負ってここまで活動してきたんだなぁと。人間誰しも、何かを背負って生きているものだけど、僕らは何故か他人のこととなると、途端に想像が難しくなる。テレビの向こうの人のことになると、尚更、彼らの背景に何かがあろうとは考えもしなくなる。考えなければいけない訳ではないけれど、あまりに冷たいじゃないか。

 

パフォーマンスの合間に何気なく笑ってみせる彼らの表情の裏に何があるのだろう。良いことも悪いことも含めて、何も感じずにはいられなかった。

 

誰もが愛したアイドル

彼らを、アイドルと一言で語ってしまうのはどうしても言葉足らずになってしまうというか、もはやアイドルの枠を超えた幅広い活躍と人気を誇る彼らを、簡単に語ることは難しい。

それでも改めて思ったのは、みんなに愛されたグループだということ。彼らは年齢性別を超えて、広く国民に支持された。その影響は至るところに見ることが出来る。

彼らがCMに出れば大きな経済効果を期待出来るし、ブランドイメージをも覆すことが出来るだろう。

彼らが番組に出演すれば、意識せずとも番組全体に良い印象を受けるだろう。

震災などで彼らがメッセージを発したり、現地に出向けば、被災者も励まされ、被災者以外の人へのメッセージとしても大きな意味を成すだろう。

彼らの影響力は計り知れない。多くの人のに夢を与え、安心や日常、何より笑顔を届けた。

国民的アイドルというと軽く聞こえがちだけど、本当に国民に愛されたアイドルなのだと、改めて思った。

 

SMAPの葬式

そんな国民的アイドルの、事実上の解散イベントとなってしまった昨夜のスマスマ。

ラストの数分間はSMAPの葬式のように思えてならなかった。そういう意図が製作者側にあったわけではないのかもしれない。事務所がどう考えたのかも分からない。しかし、「世界に一つだけの花」を歌い終え、何とも言い難い表情で、リーダーの中居くんが頭を下げるのに合わせて全員がお辞儀する姿は、僕の目には異様に映った。

真っ白な空間に葬儀場のように花が飾られ、黒いタキシード姿で彼らは歌い、お辞儀したのだ。何も言葉を発することなく。一言のコメントも挨拶もなかった。

緞帳が下りるまでの数十秒間、ずっとお辞儀したままの状態で、そのシーンとした空気が何とも言えない違和感を感じさせた。イタズラにこんな事を言うのは気が引けるが、例の“公開処刑”を思い出さずにはいられなかった。

 

SMAPは「死んだ」ことにされたのではないか。そんな考えが脳裏を過ぎった。

 

芸能界の闇がどれだけ深いのか僕には想像も出来ないが、ジャニーズ事務所は更に多くの批判に晒される事になるだろう。

 

幸せだった「いいとも!」のフィナーレ

僕は、正直言ってSMAPのファンではない。でも、彼らをタレントとして好いていたし、スマスマやぷっすま!を観るのが習慣だったこともある。キムタクの出演ドラマや映画には好きなものも多いし、他のメンバーの出演作も然り。中居くんのトークと時折見せる意地の悪さには良く笑わされた。そして、彼らの楽曲は素晴らしかった。お世辞にも歌が上手いとは言えないけれど、彼らが歌うことで意味を持つ曲も多かった。SMAPという存在は、本当に希少だと思う。

 

そんな彼らが、こんな形で終わりを迎えるのはファンでなくとも納得出来ない。きっと、多くの人がそう感じているのではないだろうか。解散するにしても、スマスマの最終回が「いいとも!」のようでなかったのは何故だろう。みんなから祝福され、涙もありながら長年続いた番組への別れを告げた「いいとも!」。最後はタモリを囲って、SMAPの「ありがとう」で締めくくった。

SMAPもスマスマも多くの人に愛されてきた。でも、そのラストは対照的だった。これだけ国民に愛され、多くのものを与えてきたのに、こんな仕打ちはないだろうというくらいに。

 

それぞれが色々な思いで、SMAPの解散を見届けることになる。でも、彼らの苦しみは終わらない。これからも戦い続けていくしかないのだから。

 

 

世界に一つだけの花

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