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ひろしコンフォーコ

ツィンク奏者が物知り顔であれこれ語ろうとするものの、ちっとも上手くいかないブログ。

金管アンサンブルにルネサンス演奏法を取り入れる!表現のアップデート!

どうも、ツィンク奏者のひろしです。

今回は、僕がトランペットを演奏していた頃の経験や知識も合わせて、金管アンサンブルの可能性について書いていきます!

 

フィリップ・ジョーンズの影響

僕はフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(PJBE)が大好きだった。彼らの演奏する「フランス・ルネサンス舞曲集」は、他の曲にはない不思議な響きと、暖かさや寂しさが入り混じった、何とも言い表せないものを感じた。僕はその世界が大好きだった。

同じように、世界中の金管奏者がPJBEに注目し、自ら金管アンサンブルを結成する人も少なくなかった。

PJBEは当時には珍しく、ルネサンス〜初期バロックの音楽を積極的にレパートリーに取り入れ、いくつもの録音を残している。「フランス・ルネサンス舞曲集」だけでなく、ガブリエリのカンツォンやバードの楽曲などもそうだ。

PJBEが演奏したルネサンス〜初期バロックの楽曲の多くは、現代でも金管アンサンブルの主要なレパートリーとして演奏されている。アンサンブルコンテストでも、毎年のように聴かれる。

 

PJBEからの脱却

彼らはルネサンス〜初期バロックの楽曲を、広く知らしめた。そして、彼らなりにルネサンス当時の演奏法を決して十分ではないにしろ、演奏に取り入れた。

しかし、その演奏を今になって聴いてみると、かなり現代的だ。フレーズの取り方やリズムの取り方、装飾の入れ方がルネサンス当時のやり方とは異なる。そこに良い悪いはないが、事実としてそうなのだ。

金管アンサンブルでガブリエリなどを演奏する時、やはりPJBEを参考にすることが多い。しかし、彼らの演奏は決して“原曲”ではない。ツィンクやサクバットというオリジナルの編成では演奏していないのだ。PJBEはオリジナルを意識していただろうが、彼らはオリジナルではないのだ。

PJBEの功績は素晴らしいが、もう何十年も前の演奏に基づいて演奏するのを辞めて、新しい研究や現代の認識に基づいて演奏してみませんか?表現仕方も、時代によって変化するものだし、研究が進めばアップデートされていくのだから。

ベートーヴェンを演奏する時に、当時どんな音がどんな楽器で奏でられたのか勉強するのと同じように、ガブリエリを演奏する時にも、どんな響きでどんな風に演奏されていたのかを知れば、演奏が変わるのは間違いない。 これは、中高生からでも出来ることだと思う。ぜひ、トライしてみてほしい。

もちろん、疑問などがあれば何でも聞いてください。分かる範囲でお答えします。

 

※タイトルのリンクをクリックすると、iTunesもしくはApple Musicでもう少し長く視聴出来ます。

 

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