クラシックは難しい?ロック?ポップス?ルネサンス!
クラシックは難しい?
はい、難しいっす。以上!!
って訳にはいかないので、ちょっと考えてみるけど、クラシックが難しいって本当なんだろうか?はたまた、クラシック演奏家が言うように難しくないのだろうか?
なかなか十把一絡げには言えないけど、多くの人は難しいと感じていて、クラシック演奏家もそれを体感している結果として、この2つの主張があるのだろう。
いつから難しくなったの?
そもそも、クラシックはいつから難しくなったのだろう。その原因は教育にあると思っている。現代の音楽教育の全てを批判するつもりはないけど、義務教育での音楽の扱い方には、少々疑問を感じる。
モーツァルトが天才だったとか、あれがバッハだとか、ベートーヴェンの第九は偉大だとか、そんなことばかり教える。
そして、モーツァルトの魔笛を強制的に聴かせる!w
そんなの関係ねぇよ!バッハがどんな顔だったかとか、モーツァルトが天才だとか、知らねぇよ!
全く関係ないとは言わないし、それを知ることで音楽の聴き方が変わったり、分かるようになる事は山ほどある。だけど、情報から入るよりも、まず聴いてみたり、演奏してみたりする方が音楽を知るにはいいのではないか?
こういった事が、クラシックは難しいという意識に繋がっているように思う。大してクラシックを聴いたことのない人まで、クラシックは難しいというのだから不思議だ。
てか、どう感じるかくらい個人に決めさせてやれ!w 勝手に決めんな!w
ロックは簡単?ポップスは簡単?
ふざけんじゃないわよ!!あなた達ナメてるの?!
なぜ、ポップスは親しみやすいと感じる人が多いのだろうか。そりゃ、大衆音楽だから当然と言ってしまえばそうなんだけど、実はロックやポップスもかなり複雑な歴史を持っているし、理論的にも難しい事をやっていたりする。
試しに、ポップスもJAZZの創始から、いや、アフリカ音楽から教えてみたらどうなるだろう。言っておくけど、めっちゃややこしいぞ!この辺の話!w めっちゃ難しいぞ!w
ロックはそうやって聴くもんだ、なんて刷り込まれたりしたら、きっとロックファンはかなり減るんじゃないだろうか。
聴いたことないものは難しい
誰とでもすぐ仲良くなるような人がいる。いわゆる、あばずれである。←えっ…
反対に、特定の人としか付き合えない人もいる。
音楽もそれと同じ。ジャンル問わず、どんなものでも偏見を持たずに楽しめる人もいれば、特定のジャンル、特定のアーティストや曲しか愛せない人もいる。
それ自体は仕方のないことだし、決して悪いことじゃない。でも、もし、何か偏見や誤解によって自分の世界を狭めているとしたら?
誰でも、以前はどこの馬の骨とも知れなかった人と仲良くしている。色んなプロセスを経て仲良くなったのだろう。
今まで聴いた事のない音楽は、耳馴染みしないし、何者かも分からないし、理解出来ないかもしれない。でも、もしかしたら、今まで聴かなかったジャンルの中に、美しい出会いがあるかもしれない。
とにかくルネサンスを聴くんだ!
ロックの人はロックばかり、クラシックの人はクラシックばかり。昔よりもジャンル横断的に活躍したり、他ジャンルとのコラボを聴かせてくれるアーティストが増えたからか、聴く側も少しづつ、今までとは違うジャンルに足を踏み入れるようになった。それでも、まだまだ他ジャンルに対する偏見や無理解というのはある。
僕はルネサンス〜初期バロックという、かなり古い時代の音楽を演奏している。それこそ、バッハなんて、僕にしてみればケツの青い若造にしか見えない。←語弊すげぇあるw
この時代の音楽ってのは実に面白いもので、クラシック的でもあれば、ポップス的でもある。いや、クラシック的な音楽とポップス的な音楽が同居している、と言った方がより正確だ。
ロック好きにはお馴染みのスティングも、この時代の曲を歌ったりしている。それは、スティングのセンスの良さはもちろんだけど、スティングのスタイルをも許容してしまうくらいにポップス的な音楽があるという事でもある。400年も前のマイナーな音楽が、スティングと合うのだ。
この時代は、宗教音楽の盛り上がりもすごかった。クラシックが好きな人には、その美しいメロディや高度な調和が魅力に思えるだろう。
そういう意味では、ルネサンス〜初期バロックは、かなり現代に近いと言える。ジャンル横断的で、色々な音楽でごった返していた時代だから。
だから、「クラシックは難しいわ」なんて人も、「クラシック以外は馴染みがない」って人もルネサンスを聴いてみてほしい。
とにかく、みんなルネサンス聴けばいいんだ!!w それで全て解決!!w
何聴いたらえぇねん。。って質問はジャンジャン受け付けるので、気軽にどぞ!
今後の記事でも、オススメのルネサンス音楽を紹介していくので、そちらもお楽しみに!