ひろしコンフォーコ

ツィンク奏者が物知り顔であれこれ語ろうとするものの、ちっとも上手くいかないブログ。

頑張らない生き方。心をこめて励む重要性。

頑張ることが美徳っていうかさ、素晴らしいことだ!!って風潮が強いと思うのよ。まぁ、それも人それぞれだし、誰がどんな価値観を持っていても良いんだけどさ。でも、そういう価値観から自由になるのもいいんじゃね? って話!!

 

頑張るってなによ?

普段何気なく使ってるけど、「頑張る」ってどういうことかハッキリ分かってねぇかもなぁ、ってことで調べてみた!

 

1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して頑張る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我 (が) を張る。「頑張って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が頑張っているので入れない」

※出典:デジタル大辞泉

 

ほぅほぅ。一番良く使われるのは1つ目の意味だと思うけど、割りとイメージ通りだよね。なんとなく、重たいもの持って踏ん張ってるみたいなさ。

大事なのは「困難にめげないで」って部分かな。単に目的の為に行動するだけじゃ不十分で、困難に遭遇してようやく「頑張る」ってことが出来るんだねぇ。困難がなけりゃ一生懸命やってても「頑張る」にはならないと。そういうことですな。

 

努力って?

「頑張る」と同じように「努力」って言葉も良く使うけど、これも調べてみた!感謝しろよ?←うざい…

 

心をこめて事にあたること。骨を折って事の実行につとめること。つとめはげむこと。 「目標に向かって-する」 「 -のたまもの」

※出典:大辞林 第三版

 

これもなかなかおもしろいですな!「心をこめて」とか、なんか素敵やん? 「頑張る」とは違って困難とは無関係のヨーダ

 

・・・・・・・・・・。

 

とにかく、「心をこめて」「骨を折って」何かに励んでいれば、「努力」してるってことですな!

 

でも、「努力」も「頑張る」みたいに、しんどいことあっても踏ん張る、ってイメージない? 僕は、正直同じように捉えてた。実際、同じような意味で使ってたし。みなさんはどう??

 

頑張るのはやだ

もともと頑張るのって好きじゃないんだけど、それは、さっき言ったような「重たいもの持って踏ん張ってる」みたいなイメージがあって、しんどそうだから。実際、頑張ろう!と思った途端に、なんとなく気が乗らなくなることはよくある。

でも、頑張ろう!で、“俺マジ神じゃん”状態に突入して、自分でも驚くほど力が湧いてきたり、能力を充分に発揮出来るってこともある。

 

きっと、その違いは「困難」があるかないか。

 

「困難」があってもなんとか目標を達成したいという時には、何をしてでもその「困難」立ち向かう必要がある。まさしく「頑張る」わけだ。

でも、辞書によれば、「困難」がない時には「頑張る」必要がない。というよりも、そもそも「頑張る」ということが出来ない。「頑張る」必要がないのに「頑張ろう」とすることで、不要な緊張やストレスを感じてしまってパフォーマンスが下がってしまう可能性は充分にある。だって、実際に「頑張る」って言葉にはなんとなくかも知れないけれど、何かに耐えて踏ん張るようなイメージがあるでしょ? それってストレスを感じてる状態とも言える。そういう状態をイメージさせてしまう「頑張る」のせいで、実際にストレスを感じてしまって、パフォーマンスを下げてしまうというわけ。不要な「困難」を生み出しちまってると。

 

頑張らなくていいんじゃない?! 

実際に「困難」に見舞われていて、それでも目的を達成したい場合は、「頑張る」必要がある。でも、本当は「困難」なんかないのに、目的を達成する為には「頑張らないといけない」「困難は付きものだ」っていう意識が、目的達成のプロセスを辛く苦しいものにしてるんじゃないかなぁ。もしそうだとしたら、それはモチベーションやパフォーマンスを下げる原因になってたとしても、なんら不思議じゃない。

 

なんでもかんでも「頑張る」んじゃなくて、単に「心をこめて」「骨を折って」励むってのも良いんじゃないかな。

 

まぁ、実際に使う言葉と、それによってどんなことをイメージするかってのは、案外重要なんだぞぉ!ってこと!

 

努力はしようと思うものではない

「努力」って言葉についても少しだけ。

 

「心をこめて」「骨を折って」励むってことは、意識して出来るものじゃない。だって、いくら心をこめようとしたって、興味がないことに心なんてこめられないでしょ?

 

例えば、いつも奥さんに世話になってるから今日は僕が家事をやろう、とか思ったとする。この場合は、きっとこの旦那さんは皿洗いになんか興味はないだろうけど、きっと「心をこめて」皿洗いも出来る。でも、本当に「心をこめて」いるのは、奥さんに対してだ。

 

あら、素敵。

 

仕事もそうかもしれない。

自分の望んだ仕事、好きな仕事じゃなかったとしても、家族に対して「心をこめ」たり、家族の為に「骨を折って」仕事に精を出すことは出来るから。

 

あら、これまた素敵じゃない。

 

しかーし!家族に対して「心をこめ」られなかったらアウトだ!これは、家族を大切に思っているからこそ出来ることだからだ!

 

よく「努力しろ!」なんて言うけど、興味のない事や大切に思ってもいないことの為に「心をこめる」なんてことはどうやったって無理だ。身体だったり精神だったり色んな要因で、なかなか「努力」出来ない状態になってしまうこともあるけど、それでも「努力」っていうのは、「大切」とか「好き」って気持ちに裏付けられるもの。

「大切」だとか「好き」だと思ってさえいれば、取り組み方や取り組む時間は様々であっても、自然と「心をこめる」方向に向かっていく。踏ん張ってなんかいなくても、「頑張って」なんかいなくても、「心をこめる」ことは出来る。

 

そう、「努力」はやろうと思ってすることじゃなく自然と起こることなんだってこと。そして、多くの場合、「頑張る」よりも「心をこめて」励む方が上達にも繋がる。楽器もそう。勉強もそう。

 

だから、もし会社で「もっと努力しろ!」って言われたら、「心をこめて」「骨を折れる」仕事に転職を勧められてると思った方がいいな!w

 

 

「頑張る」ことよりも、「心をこめる」ことを大切にする世の中になったらいいなぁ。